私、ジャニ・オタをしておりますの。

阿部亮平さんが大好きだと全世界に叫びたいお嬢

Jr.から羽ばたいていく君へ

みなさま、ご機嫌よう。


 本職:お嬢様として優雅に麗しの君・阿部亮平さまの応援をしておりますが、世を忍ぶ仮の姿として日々勤めに出ております、お嬢でございます。
 本日は、わたくしの愛するSnow Manのデビュウ公演最終日を迎えました。わたくしは、この2日間で6公演を拝見し、先ほど学生時代にお世話になったお姉さま方とお別れしたばかりです。
みなさまは、どんな週末を過ごされているのかしら。


 わたくしは、日記をつけたりするのが何だか苦手ですの。ここも、自分のコスメの備忘録みたいな場所として使っておりますし、わたくしの麗しの君・阿部亮平さんについての思いも、どんな言葉を使ってもうまく形に出来ないと思っていましたの。


 ですから、実は何度も書きかけてやめた下書きが沢山ありましてよ。
 その中から、デビュウ前に書きかけてやめた下書きを引っ張り出して、それを交えながら今日の胸の高まりをここに書き留めておきたいと思いますの。
 Snow Manのことが好きな方もそうでない方も、少しだけ、お付き合いくださいませ。


 連日の電波ジャック、必ずどの女性誌にも表紙か特集が組まれている、毎週音楽番組に呼ばれて、SNSでその裏側を覗き見る。
 そんなこと、わたくしが麗しの君・阿部亮平さまと出会った時は想像すらしておりませんでしたわ。


 15年近く阿部亮平さまをずっと見続けている方からすれば、YouTube出のスノ・オタの申すことなんて、小童の雑音のように聞こえるかもしれませんわ。
 でも今夜くらいは、わたくしとみなさまの麗しの君・阿部亮平さまに思いを馳せて、今の気持ちを書かせてくださいませね。


 阿部亮平さまが入所した時、わたくしは恐らくまだ7歳くらいでした。ちょうどその頃夢中になって追いかけていたモーニング娘。への熱も落ち着いてきて、ご友人と遊ぶのに夢中だった頃。わたくしは「ジャニーズ」のジの字も存じ上げない幼子でしたわ。
 SMAPさま位は知っていたけれど、SMAPさまがジャニーズなのは知らない、そのような認識でしたの。正直言うと、小学生の頃はあまり楽しい思い出がありませんので、記憶がございません。
 でもその時から、ジャニーズJr.としての阿部亮平さんは存在していましたの。なんとまあ、わたくしったら無知なこと。


 麗しの君・阿部亮平さまとわたくしは交わることがないまま、それから13年の月日が流れます。考えてみると、乳幼児が中学の制服を着る年月です。
 麗しの君・阿部亮平さんが存在しない認識世界でわたくしは、ずっと別のものに夢中になって生きてきましたの。勿論旧友もその界隈の方が多く、まさかわたくしがジャニ・オタになるなんて、と思ったことでしょう。安心してください、わたくしもそう思いましたわ。
まさかわたくしが、ジャニ・オタになるなんて。


 ランドセルがスクールバッグになって、叔母がお祝いでプレゼントしてくれたハイブランドの鞄になり、リクルートバッグになったその頃、わたくしは麗しの君・阿部亮平さまとやっと出会うことが出来ました。
 その頃わたくしはもう立派なジャニ・オタでしたけれど、実は別の方の応援をしておりましたの。


 2018年4月のジャニーズJr.チャンネル開設。
 それがわたくしがSnow Man阿部亮平さまを認識するきっかけでしたの。
 ジャニーズ事務所がネットコンテンツ展開を広げると知って、最初はあまり良い気持ちではありませんでしたわ。
 肖像権をきっちり守ってきた事務所が、無料のネットコンテンツに出る。今思えば英断ですけれど、当時は誰もが不安だったと思いますの。いや、供給が増えて嬉しかったかしら?
 ですからわたくしは、おすすめ欄に出てくるジャニーズJr.チャンネルを、頑なに見ようとはしませんでしたわ。見てしまったら、何かが変わってしまう気がする、そんなことを予見していたのかもしれませんけれど。


 ある日、わたくしは興味本位で「ZIG ZAG LOVE」を見ました。正直言って、誰も格好良いなんて思えませんでしたわ。麗しの君・阿部亮平さまも。
 でも、何故かあのメロディが頭から離れませんでしたの。


 そこからはドラッグにハマって抜け出せなくなる中毒患者のように、ひとつひとつの動画を無意識で指が押していましてよ。面白くて、曲も良くて、担当グループ以外目に入っていなかったもので、少年倶楽部は少しだけ消してしまったけれど、ある分だけでも見てみましょう。雑誌、この人たち全然格好よくないと思っていましたけれど、まさかSnow Manでいらしたのね。今までは格好よくないと思っていたけれど、急にキラキラして見える、この方のお名前は何て言うのかしら。




 そして、わたくしは麗しの君・阿部亮平さまに恋をしたのです。
 僕は君のCHUDOKU、と熱に浮かされるまま、夢中になっていきましたの。




 わたくしが麗しの君・阿部亮平さまに恋をした頃、わたくしは人生のどん底にいましたわ。
 2018年の夏、わたくしはちょうど、就職活動をしておりましたの。
 私事なのでここには深く書きませんけれど、本当につらいことがあって、こんな現実から逃げたくて、でも逃げられなくて、死ぬのも怖くて、どうすればいいか分からなくて、分からないまま自分の人生を決めましたの。
 本当は6月に終わっていたはずの就職活動、わたくしは8月までやりきりましたわ。
 8月と言えば、サマパラ。わたくしが人生のどん底にいた頃、愛しのSnow ManはTDCでサマパラをしておりましてよ。
 みっともなくずるずると就活を続けず、あの頃ちゃんと両親を説得して、わたくしはサマパラへ行けばよかった。9月の少年たちも。わたくしのジャニ・オタ人生のなかで、何度も後悔しております。
 そしてそれが、6人での最後のサマパラでしたわ。


 就活を終えたわたくしは、Jr.情報局の動画を漁り、Snow Manのサマパラの動画を見ましたの。サマパララは何度聞いても大好きで、真夏の刹那の輝きの中で、きらきら笑っている6人が、本当に好きで、本当に格好よくて、さらに大好きになりましたわ。
 その中で、最後の挨拶で言った言葉が忘れられませんでしたの。




 「銀テープなくてごめん!でもいつか打てるようになるから!」




 その言葉を言ったのは、わたくしの麗しの君・阿部亮平さまでしたわ。
 そして銀テープが大好きなジャニ・オタのため、「パーン!パーン!」と銀テが飛び出る音を口に出してくれたのは、愛しのSnow Manのみなさまでしたの。
 自分達の演出として、上げたかったであろう銀テープ。それを私たちのために、と声に出してくれた、打てるようになるからと約束してくれた阿部亮平さまに、とても胸が苦しくなりましたの。狂おしいほど愛しくて、この方たちを押し上げて支えたいと思いましたわ。


 そして四日間、観客のいないアリーナに、沢山の銀テープが飛びましたわ。拾う方がいなくて、ただ床に落ちるだけの、演出としての銀テープ。でも、彼らの名前と公演名がしっかりと刻まれて、彼らがアリーナでデビューコンサートをしたことを証明する銀テープ。彼らのために作られた銀テープ。


 それを拾い上げて、何度も画面の向こうに見せつけて、「打てるようになったよ!」と嬉しそうに報告してくれた、「持って帰ってほしかった」と嬉しいながらも悔しそうに、大きな瞳をきらきらさせて言ったのは、麗しの君・阿部亮平さまでしたわ。
 最後の挨拶だけではなくて、最終公演も、その後も、彼はずっと銀テープを持っていらっしゃいましたの。


 胸が締め付けられるほど恋しくて、愛しくて、慈しみたいと思っている麗しの君・阿部亮平さまは、約束を守る勇敢な方ですの。
 だからわたくしは、いつも気持ちが落ち込んだ時、どうしようもなくても逃げ出せない時、そういう時は、阿部亮平さまのブログやご尊顔を拝むようにしております。


 わたくしが好きな言葉のひとつに「他人には他人の地獄がある」というものがありましてよ。
 わたくしが辛いと思っている時、世界一可哀想な女の子みたいな気持ちになって他人を羨んでも、その他人にはその他人の地獄があって、わたくしの知らないところで苦しんでいる。だから、他人を羨んだり、どう思われているかもやもや考えたりすることはやめましょう。
 よく、会社の階段を上がって執務室へ向かう時、わたくしはそう思いながら自分を奮い立たせますの。
 わたくしにはわたくしの地獄があって、麗しの君・阿部亮平さまには阿部亮平さまの地獄がある。


 でも、そんなことおくびにも出さず、いつもにこにこ笑っている麗しの君。
 時間制限の中出前が届かない時も、大学院の卒業式から駆けつけて横浜アリーナに立った時も、メンバーから鋭い言葉で返された時も。
 わたくしは麗しの君・阿部亮平さまを応援し始めてから、彼が不機嫌だった所を見たことがありませんの。もし見ていたとしても、思い出せないくらい彼は笑顔に溢れています。
 悔しがっている姿、しんどそうで疲れている姿、何かを思い悩んでいる姿、涙を流す姿、色んな姿を見てきましたけれど、阿部亮平さまはいつもにこにこ笑っております。みなさまの記憶の中の阿部亮平さまも、そうだと思わなくて?
 健康面やメンタル面で、ファンサービスが疎かになったり、衝動的になる方もいらっしゃいます。何度か見たこともありますわ。でも、阿部亮平さまは、いつも変わらずに笑顔をわたくしたちに届けてくださいますの。


 「アイドルは天職だ」そう言いきった彼がアイドルを天職にした瞬間を、わたくしはこの目で見ました。
 彼にとってアイドルは最初から天職だったのではなく、彼自身がアイドルを天職にしたのです。
 お金を使って、時間を使って、心を渡していると、つい自分事のようになってしまいますが、彼がここまで来たのは彼の力なのです。それは間違いありませんの。
 わたくしたちは、彼がその場所で立ったり、もう一段高いところへ行く踏み台になっただけ。
 ですが、今日アリーナの花道に立って、わたくしたちに感謝を伝えてくれる彼を見て、本当にこの方を応援してきて、ここまで押し上げてよかったと、心の底から思いましたの。


 「生きていたら必ず会える、だから生きていてください。次、生きて会おう」
 泣きながらそう言った佐久間大介さんの言葉、コロナ禍で中々会えない現代に刺さるお言葉でしたわ。
 行きたくてしょうがなくて、やっと行けた2019年のサマパラ、アリーナ6列目の端で見ていたわたくしたちのところへ、降りる予定ではないのに降りてきてくれた彼の温度を、伸ばしてくれた手に合わせた手のひらで確かめましたの。確かに、生きていることを感じましたわ。
 生きていれば、生きていさえすれば。
 諸行無常な世界、君は何を探すの?と謳いながら、もがき続けて、雨に打たれて泥を飲んで踏まれても、ようやく花開いた、ひとつずつの努力の結晶の塊。
それがわたくしの愛したSnow Manですわ。


 わたくしはこの公演で、「ナミダの海を越えて行け」の歌詞が大好きになりましたの。
 Snow Manのみなさまは、冠番組の中で「この曲があると頑張れる」とよく称されていますが、それはわたくしも同じでしてよ。
 そしてこの歌詞に書いてあるのは、愛しのSnow Manのみなさまが私たちに伝えてくださる言葉と同じですわね。


 5年から15年近く、それぞれの道で活動されてきた一人ずつが集まって、一つの集大成を迎えると同時にスタートラインに立っている。
 こんな奇跡みたいなこと、他にありまして?そして、そんな奇跡に立ち会えることがありまして?


 わたくしは2019年8月8日、仕事で行けなかった東京ドーム公演を自宅で拝見して、CDデビューが発表された時、「夢が叶っちゃった…」と思わず涙しましてよ。
 それは、麗しの君・阿部亮平さまの夢で、愛しのSnow ManSixTONESの夢で、わたくしの夢じゃなかったはずでしたの。
 でも、いつの間にか阿部亮平さまの夢がわたくしの夢になって、他人の人生の岐路を見れたことに奇跡を感じて、自分のことのように喜んでいる。
 不思議ですわね。現実味がないのに、現実で起こっていることなのです。CDデビュウも、デビュウ公演も。
 無理だ、って思ったのは、本人たちだけではなく、ファンもどこかでそう思っていたはず。でも、好きだから、応援するのをやめられなかった。愛しいから、上にあげたくてしょうがなかった。もっともっと、あなたたちの沢山のファンが入れるような会場で、綺麗なペンライトの海を見せてあげたかった。
 だから、わたくしたちの人生の一部を、気持ちを、時間を、お金を、情熱を注いで、あなたたちの背中を追いかけてきた。あなたたちの背中を押し上げてきた。
 わたくし一人の力ではなく、同じ思いを抱えたジャニ・オタのみなさまが、彼ら9人をここまで押し上げてきましたの。


 ですから、わたくしは麗しの君・阿部亮平さまを応援していることに、誇りを持っていますの。
 「伝説と呼ばれるライブになる」そう言った以上、本当に伝説にしてくれる彼らを応援していることを、心から嬉しく思いますの。
 あなたたちがわたくしたちジャニ・オタを誇りに思うように、わたくしたちはあなたたちが誇りです。


 Ⅵ GuyzがⅨ Guyzに姿を変えた時には、正直戸惑いましたわ。研究室でゼミの教授やゼミ生の前で、お恥ずかしながら泣きました。「どうしよう」ってどうしようもならないのに泣きましたの。今思うと情けないでしょう。
 でも、今日スクリーン越しに飛び回る彼らを拝見しながら、わたくしがデビュウしてほしかったのは、ⅥではなくⅨだったんだと、確信いたしましたの。


 Ⅵの面影は、わたくしも時々探してしまいます。こんなことを書いて、不快に思われたらごめんあそばせ。わたくしの気持ちはわたくしだけのものですから、どこまでも自由ですの。ですから、ここまで来てスタンスが合わないと感じた方は、そっと画面を閉じてくださいませね。自己責任ですから。


 大きくて勇ましいⅨ Guyzがデビュウしてくれて、本当によかった。ⅥでもⅧでもⅢでもⅠでもない、誰一人欠けてもいけないⅨ Guyz。季節の雪を降らせるなんて奇跡は、Ⅸ Guyzがいないと出来ませんからね。


 わたくしが6公演を見て、涙した時に胸中にあったのは、「この人たちをデビュウさせることが出来てよかった」という思いだけでしたの。
 ですから、これからも幸せでいてほしい。笑顔で、一緒に幸せになってほしい。だからわたくしは、明日からも生きます。次、Snow Manに笑顔で会うために。
 わたくしはわたくしの地獄で、笑いながら「おふざけが過ぎましてよ、甘く見ないでくださいまし」と申しながら仁王立ちして差し上げますわ。


 世間的にみんなが格好良いと言う顔ではないかもしれない。 
でもわたくしにとって、わたくしの麗しの君・阿部亮平さまは、世界で一番勇敢で、可愛くて、強かで、あざとくて、格好良い男ですの。


それでは、ごきげんよう


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